IoTとは?
IoT:Internet of Things(モノのインターネット)とは、様々なモノがインターネットに接続され、お互いに情報をやりとりする仕組みのことです。
昔からインターネットに物を接続してセンサーなどから情報を収集し、モーターなどを動かす技術はありましたが、実現するには、コスト的な問題や構築の難しさがあり、身近な存在ではありませんでした。
しかし最近では、ハードウェアやソフトウェアの進歩によって安価にモノがインターネットに接続できるようになりました。また、様々なモノと情報を交換することによって、相互の制御が可能になりました。
単純にモノとモノを接続するだけでなく、コンピュータによって情報の判断や機械の操作を連動して動かすことで、仕事をより効率的に進めることができるようになりました。
これらの要因によって、IoTはより身近な存在になってきています。
IoTの具体例
工場内に振動・気温・湿度などを検知する各種センサーと、それを読み取るマイコンを設置します。
センサーは、機械の振動情報・工場内の気温や湿度など、必要なデータに適したものを選択し設置します。
マイコンは、センサーからの振動・気温・湿度データを受け取り、3G回線または工場内のWiFiを経由してインターネット回線を通じ、サーバーへ向けてそれらのデータを送信します。
事務所とも連携している場合は、売り上げデータ・作業進捗・注文情報などの任意の情報をサーバーへ送信します。
サーバー内ではそれらのデータをまとめ、機械学習によって分析や報告を行います。
例えば、工場にいなくてもリアルタイムで工場の情報が閲覧出来たり、機械や温度に異常があった際にはメール等で通知が届くようになります。
今まで担当者が手計算していた負荷計算や生産計画、需要予測などを自動で発行することも可能になります。
IoT化を実現することによって、機器類を見て回ったり、生産計画などを作成する事務作業の時間を大幅に短縮することができます。
例えば、これらの作業に一日2時間かかっていたとすれば、人件費をこれだけ削減できます。
時給900円、月20日だとすると、900*2=1,800円が一日当たり削減でき、一か月の場合は1,800*20=36,000円の削減になります。
年間に換算した場合、36,000*12=432,000円もの削減になります。仮に月額8,000円で運用したとしても、年間で8,000*12=96,000円のコストなので、336,000円を削減できることになります。
削減できた時間で生産性を向上させれば、さらなる収益を見込むことができます。
あるいは、今まで負荷がかかりすぎていたところを軽減することも可能です。
代表的なユースケース
遠隔監視 現場の状況・状態を把握するために各種センサーを設置し、温度・湿度などの様々かつ膨大なデータを収集します。 |
データ蓄積・解析 センサーからの情報を長期に渡って蓄積し、グラフ等によって可視化することで、今まで気づかなかったような情報や、感覚に頼っていた部分をデータとして認識することができます。 |
通知・報告 一日分のデータをまとめたものをレポート形式で報告することができます。 |
自動化・業務削減 常にデータを取得することで、日毎の生産日報やエラーレポートを自動で発行するシステムを容易に構築できます。 |
よくある質問
お客様からよくいただく質問を掲載しています。
より詳しい質問・その他の質問がある方は、お気軽にお問い合わせください。(お問い合わせはこちらから)
- IoTについての知識がなくても大丈夫ですか?
- 大丈夫です。
お客様の事業内容・状況をお伺いして、適切な解決方法をご提案いたします。
まずはお気軽にご相談ください。
- 過去にどんな活用事例があるか知りたいです。
- 当社ホームページにて、IoTの導入事例を掲載しております。
また、事例にないようなシステムをご希望の際も、ぜひお気軽にお問い合わせください。
- 導入にかかる費用が知りたいです。
- 導入するシステムの規模や仕様によって変動します。
お手数ですが、まずは当社までご相談ください。
例
IoTシステム端末の導入 1台につき8,000円~/月
IoTサーバーのレンタル 1,000円/月
- IoTの構築で得られるメリットとデメリットを教えてください
- 以下のようなメリットがあります。
センサーによって収集した膨大なデータを分析し、グラフなどに表示し視覚化することで、今まで認知できなかった3M(ムダ・ムラ・ムリ)を把握し改善したり、より効率的な制御体制を構築したりすることが可能になります。
例えば製造業においてIoT化を行なった場合、複数の生産設備のそれぞれにセンサーを取り付け、設備の稼働状況を一括管理することによって、作業効率アップ・人的コストの削減が可能になります。またデータを一括管理することで、作業ミスの減少にも繋がります。 - 以下のようなデメリットがあります。
IoTの導入方式によっては、実装に至るまでの手間が増えることはあります。また導入によるシステムの変化によってミスが起こる可能性もあります。
しかし、ご安心ください。当社の適切なアドバイスによるシステムを導入することで、利便性・効率は飛躍的に向上します。
また、安価になったとは言え、規模によっては膨大なコストを要することがあります。
しかし、ご安心ください。当社によるヒアリングや導入前の状況に応じて適切なシステムを構築することによって、最小限のコストでIoTを導入することが可能です。
- IoTの構築の際に事前に用意しておくことはありますか?
- 導入する現場の環境と、導入目的が分かる資料をご用意ください。
お客様の環境や目的に即したシステムのご提案をいたします。
IoT構築の流れ
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1.ヒアリング
お客様の現状の困りごと・気になる点をお伺いします。場合によっては、経営・現場それぞれの担当者を交えて、異なる視点から見た状況をお伺いすることがあります。
(規模によってヒアリングの回数・期間は変動します。) -
2.ご提案
ヒアリングの結果を社内でまとめ、お客様のご要望に沿うようなご提案を作成・報告いたします。
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3.打ち合わせ
提案をもとに打ち合わせを行います。
機能の追加や削除・仕様の変更を行い、よりお客様のご要望に近い提案を作成します。 -
4.システム作成
実際にシステムを作成します。
より使いやすく、確実にご要望通りのシステムになっているか確認するために、試作をお客様の現場でテストさせていただくことがあります。
また、将来的に追加で機能を加えられそうなところについては、拡張性を持ったシステム設計を行います。 -
5.納品
システム完成後、納品いたします。
一定期間運用してみて、追加したい点や、改善して欲しい点がある際は再度ヒアリングをさせていただき、現状のシステムとの連携も含めてご提案いたします。
※料金お支払いの時期は、契約形態によって変動します。気になる点がありましたら、当社までご相談ください。